Category: セミナー・講習会等

遺伝子実験施設セミナー(MALDI Biotyper)

昨年、遺伝子実験施設は質量分析装置(Maldi-TOF/TOF MS)を導入しました。この装置はタンパク質、ペプチド等の質量測定に非常に高い頻度で利用されていますが、その利用の半数はBiotyperという微生物同定のアプリケーションです。 今回この質量分析装置の新しい利用法「MALDI Biotyper」について原理、利用法、解析の実験例をご紹介します。実験例についてはお二方の先生にお願いしました。 多数のご参加をお待ちしております。申込みは不要です。 日時:  2012年12月20日(木曜) 15:00~16:00 場所:  遺伝子実験施設(セミナー室) 内容:    質量分析装置(MALDI TOF-MS)を用いた解析法    –微生物同定 MALDI Biotyperの利用について−    Biotyperとは(西谷 篤 遺伝子実験施設 技術職員)    解析の実験例1(中馬 猛久 共同獣医学部 准教授)    解析の実験例2(境 雅夫 農学部 教授) 

初心者向け技術講習会(DNA解析、質量測定)

DNAシークエンスと質量測定装置の初心者向け技術講習会を開催いたします。 申込みは不要です。 [DNAシークエンス] DNAの塩基配列を決定する際に必要な基本的手法について、一通りの流れを順を追って説明します。決して最先端や高度な内容ではなく、実験を始めたばかりの学生さんを対象としたものです。 [質量測定装置] 新しいMALDI-TOF/MSが施設に導入されて一年が経ちました。活発な利用にはメーカーの技術者にも驚かれています。しかしながら、全く未経験な人達にとってはまだまだ敷居が高いようで、この機械を使って何ができるのか? 何をしたらいいのか? 見当もつかないという人も見受けられます。今回は、MALDI-TOF/MSを使ったペプチドマスフィンガープリンティング(PMF)解析を例にとって、電気泳動によって分離したタンパク質をMascotデータベースで同定するまでの過程を紹介します。 日時:  2012年11月22日(木曜) 13:30~14:30 場所:  遺伝子実験施設(セミナー室) 内容: セッション1 塩基配列解析に関する基本的知識(技術職員 西谷篤) 1. DNAシークエンスの申請方法 2. DNAシークエンスの原理 3. サイクルシークエンスにおける試薬調製 4. サイクルシークエンス後の精製方法の紹介 5. データの見方とトラブルシュート セッション2 質量測定装置の基本的知識(専任教員 河邊弘太郎) 1. MALDI-TOF/MSの紹介 2. 電気泳動によるタンパク質の分離 3. タンパク質のゲル内消化 4. 脱塩と濃縮(カラムとLC-MALDI) 5. MALDI-TOF/MSによる測定

技術講習会(デジタルPCR)

Bio-Rad社 デジタルPCR(QX100 Droplet Digital PCR System)のセミナーの開催についてお知らせします。 日時:2012年7月27日(金曜) 13時00分〜14時30分 場所:遺伝子実験施設 セミナー室(1F) 担当:Bio-Rad社 フィールドアプリケーションスペシャリスト 寺田 智子 概要 感染症や品種改良等の研究において、ターゲット遺伝子の機能的または定量的解析や変異遺伝子の検出は重要な研究のテーマの切り口となっています。 そのツールとして 従来は遺伝子定量技術の代表であるリアルタイムPCRが広く用いられてきましたが、これを大幅に超える高精度・高感度を得ることのできる「デジタルPCR」技術が開発されました。 デジタルPCRは、遺伝子発現量の差を高精度に見分け、さらに微量遺伝子の発現量を高感度に定量することが可能です。 今回はデジタルPCRの原理とそのアプリケーションを紹介させていただきますので、奮ってご参加下さい。 QX100 Droplet Digital PCR Systemの仕様等詳細については下記のURLをご参照下さい。 QX100 Droplet Digital PCR System(pdf)