DNAマイクロアレイ解析装置「Affimetrix社製:GeneChipシステム」に関する説明会の開催について
お知らせします。
- 日時:2010年8月3日(火曜) 13時30分~15時00分
- 内容:
・GeneChipシステムの概要説明
・各アプリケーションの紹介
・使用例、論文例の紹介
・質疑応答 - 場所:遺伝子実験施設(1F) セミナー室
- 担当:AffimetrixJapan株式会社
シニアフィールドアプリケーションスペシャリスト 渋谷健太 - 概要:
GeneChipが世に出てから15年ほど経ちますが、その性能は飛躍的に向上しました。発売当初は1.28cm四方のガラス基板に1万種ほどのコンテンツ搭載が限度でしたが、現在では一枚に650万種類以上の配列の異なるオリゴヌクレオチドを固相化することが可能となりました。
集積度の向上により、DNAマイクロアレイは今や遺伝子の発現解析のみではなく、全トランスクリプトーム解析、SNP解析、エピジェネティクス解析、染色体コピー数解析といったものにまで応用範囲が広がっています。また、測定精度の大幅な向上によって、診断分野への取り組みも進んでおり、FDAがDNAマイクロアレイの性能評価を実施するプロジェクトチームを結成し、予防診断、オーダメイド医療への応用を模索しています。
現在、GeneChipを用いた査読付き論文の数は2万本を超えており、その多くは遺伝子発現解析ですが、最近は様々なアプリケーションに対応して幅広い研究分野に使用して頂いておりますが、本セミナーでは基礎研究分野で特に多く使用されている遺伝子発現解析アプリケーションを中心に実施例や論文紹介をすることによって、GeneChip技術の概要をお伝えし、ご研究にお役立て頂きたいと考えています。
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