多検体細胞破砕装置 Shake Master Auto マニュアル_kagoshima-u ver.

Shake Master Autoについては下記のページを参照下さい。
多検体細胞破砕装置 Shake Master Auto
 
 
● 1. 本体前面にあるPOWER(電源スイッチ)を「I側」にし、電源を入れます。
 

 
● 2. 破砕する試料の入ったチューブを、適切なアルミブロックにセットします。
◎必ずバランスを取って下さい。バランスを取らない場合、振動中にアルミブロックが移動し、内部を破損する恐れがあります。
◎均等に圧力がかかるようにチューブを配置して下さい。
◎メーカー推奨の破砕専用チューブを使用しないと、チューブが破損し、溶媒によって内部が腐食する恐れがあります。
*試料は乾燥したほうが破砕しやすくなります。エバポレーターや液体窒素を使用すると良いかもしれません。
*アルミブロックは機器側の引き出しに保管しています。

 
● 3. ゴム板を試料の上に直接置きます。

・プレートをセットする方法は以下のようになります。

① プレート用ケースの内部にプレートをセットします。
◎プレートのシリコンマットがきちんとセットされているか、再度確認して下さい。密着が不十分だと装置内部に溶媒が飛び散り、腐食させる恐れがあります。

② ゴム板を上に置き、挟み込むようにセットします。
*若干ゴム板が浮くような感じです。

 
● 4. ドアを開け、ゴム板を載せたアルミブロック等を置きます。
◎アルミブロックは必ずトレーの中心に置きます。前述のバランスを含めた適切な処置を行わず、振動中にアルミブロックが移動して内壁を破損した事例が他大学でありました(約40万円の修理費用)。


 
● 5. 「Start」を押し、運転を開始します。


 
● 6. 上からクランプが降りてきて、アルミブロックを押し付け固定します。

・この際、チューブには200kg以上の加圧がかかります。従って、前述したように均等にチューブを配置する必要があります。

● 7. 運転が開始すると表示が変わります。

・何かトラブルがあると写真のようなエラーが表示されます。
・エラーは「確認」を押すことで詳細を見ることができます。
 *「解除」を押すとエラーが解除されます。

 
● 8. 設定時間が終了すると自動的にクランプが上昇し、終了のブザーが鳴ります。
*途中で終了させたい場合は「STOP」を押して下さい。
 
 
● 9. 終了すると表示が元に戻るので、「ドア OPEN」を押して、アルミブロックを取り出します。


 
● 10. POWER(電源スイッチ)を「○側」にして、電源を落として終了します。


 
● Tips: [プログラム(自動設定パターン)の設定方法]

・プログラム(自動設定パターン)の設定は以下のように行います。
 *プログラム(間欠運転パターン)は付属の説明書をご参照下さい。

① 「破砕パターン選択」を押します。

② 「自由設定パターン選択(画面左)」において適切な番号を押した後、「編集」を押します。
*1〜10まで設定できますが、1〜5は施設が管理します。

 
③ 設定値にある”回転数(rpm)”や”時間”の上でタッチすると、入力画面が出ます。変更したい数値を入力し、”ENT”を押します。

 
④ 「設定」を押すと入力した数値が反映され、現在値が変更されます。

 
⑤ 問題がなければ「◀」を押してプログラム選択画面に戻り、さらに「◀」を押して運転画面に戻ります。

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