ライカ レーザーマイクロダイゼクション(LMD6000)を利用したプロテオームに関する技術講習会についてお知らせします。 日時:2010年6月21日(月曜) 13時30分~16時00分 内容: 1. 13:00~14:00 レーザーマイクロダイゼクションシステムの基本原理・特徴、標本作製のコツ 2. 14:00~15:00 レーザーマイクロダイゼクション技術を利用したタンパク質バイオマーカーの探索、及び最新質量分析による複数のバイオマーカー候補の定量アッセイ 3. 15:00~16:00 実機取扱説明 *3.は希望者のみとします。希望者は管理室までお知らせ下さい。なお、機器設置場所の都合上定員を10名程度とさせて頂きます。 場所:遺伝子実験施設 セミナー室(1F) 担当: 1. ライカマイクロシステムズ株式会社 渡辺健一 2. エーエムアール株式会社 板東泰彦 概要 1. 近年、レーザーマイクロダイセクションは、DNA、RNA、タンパク質解析のためのサンプル回収ツールとして注目を集めています。本セミナーでは、ライカ レーザーマイクロダイセクションシステムの基本的な原理・特長から、標本作成のコツまでを紹介します。さらに、近年報告されている、レーザーマイクロダイセクションの特長を活かした実験のアプリケーション例を多数紹介します。 2. タンパク質解析において質量分析装置はLCと組み合わせることにより、多彩な応用が可能になってきた。さらにさまざまな前処理技術を組み合わせると基礎研究では相互作用解析、翻訳後修飾解析さらには臨床サンプルを利用したバイオマーカー研究にも応用できるようになってきた。 本セミナーでは、臨床サンプルであるホルマリン固定組織切片を用いて、最新のレーザーマイクロダイセクション技術をインテグレートして蛋白質バイオマーカーの探索、及び従来の抗体を用いる定量ではなく最新の質量分析による複数のバイオマーカー候補を一斉に定量アッセイを行う研究プラットフォーム及び各種癌疾患サンプルでの応用例を紹介する。