DNAシークエンスと質量測定装置の初心者向け技術講習会を開催いたします。
申込みは不要です。
[DNAシークエンス]
DNAの塩基配列を決定する際に必要な基本的手法について、一通りの流れを順を追って説明します。決して最先端や高度な内容ではなく、実験を始めたばかりの学生さんを対象としたものです。
[質量測定装置]
新しいMALDI-TOF/MSが施設に導入されて一年が経ちました。活発な利用にはメーカーの技術者にも驚かれています。しかしながら、全く未経験な人達にとってはまだまだ敷居が高いようで、この機械を使って何ができるのか? 何をしたらいいのか? 見当もつかないという人も見受けられます。今回は、MALDI-TOF/MSを使ったペプチドマスフィンガープリンティング(PMF)解析を例にとって、電気泳動によって分離したタンパク質をMascotデータベースで同定するまでの過程を紹介します。
- 日時: 2012年11月22日(木曜) 13:30~14:30
- 場所: 遺伝子実験施設(セミナー室)
- 内容:
セッション1 塩基配列解析に関する基本的知識(技術職員 西谷篤)
1. DNAシークエンスの申請方法
2. DNAシークエンスの原理
3. サイクルシークエンスにおける試薬調製
4. サイクルシークエンス後の精製方法の紹介
5. データの見方とトラブルシュートセッション2 質量測定装置の基本的知識(専任教員 河邊弘太郎)
1. MALDI-TOF/MSの紹介
2. 電気泳動によるタンパク質の分離
3. タンパク質のゲル内消化
4. 脱塩と濃縮(カラムとLC-MALDI)
5. MALDI-TOF/MSによる測定