Category: 質量分析装置

質量測定装置Matrix用試薬の分譲に関して

遺伝子実験施設4階の機器分析室(406号室)に設置しています、質量測定装置(autoflex speed)に使用できるペプチドおよびタンパク質測定用Matrix試薬の分譲を開始します。     今回の分譲対象となるMatrix試薬の情報は以下の通りです。 ペプチド測定用 α-Cyano-4-hydroxycinnamic acid (HCAA) Sigma-Aldrich #C2020 販売価格 75mg  85円 製品情報  タンパク質用測定用 Sinapic acid (SA) Sigma-Aldrich #85429 販売価格 150mg  530円 製品情報  どちらも一本で約2500スポットの測定ができます。 実際にキャリブレーションスタンダードの測定を行ってみたところ、純正品と同じ測定結果が得られることを確認しています。 希望者は管理室までお越し下さい。

解析フリーソフト mMass

本年度導入しました質量分析装置(Bruker Autoflex speed)には、FlexAnalysisおよびBiotoolといった解析ソフトウェアが付属していますが、これらはすべて施設の専用コンピューターでの利用に限定されています。また、測定中は解析ができないなど利用者の皆さんに不便をおかけしています。 現在、これらとは別に測定データを扱えるmMassというオープンソースのアプリケーションが公開されていますので紹介します。 mMassは、質量分析データの分析と解釈のためのパッケージです。GNU General Public Licenseの下でリリースされており、MS WIndows、Mac OS XおよびDebian GNU等のLinuxで動作します。 ピークピックやMascotサーチもこのアプリケーションから自由にできますが、AutoflexのデータはそのままではmMassで扱えないため、一度CompassXportという別プログラムで変換する必要があります(ただし、このプログラムは現在MS Windows用のみしかありません)。 CompassXportはBrukerのwebサイトで登録することでダウンロードおよび利用できます。注意点としては、CompassXportでファイルを変換する際に指定するフォルダは必ず全て半角英数にする必要があるということです。 CompassXport_SFX_3-0-4[学内限定ダウンロード可] CompassXport_エクスポートマニュアル_kagoshima-u_ver.2013[一般公開] 質量分析装置を利用される方は是非一度mMassを試してみて下さい。 mMass – Open Source Mass Spectrometry Tool

技術講習会(質量測定装置)

遺伝子実験施設に新たに導入されたBRUKER社 質量分析装置(MALDI TOF/TOF)に関する技術講習会についてお知らせします。 技術講習会は基本的な質量分析を行うベーシックトレーニングと、アプリケーションのためのアドバンストレーニングを計画しています。 *今回はベーシックトレーニングについての案内です。 アドバンストレーニングはベーシックトレーニング受講者を対象に後日行います。 本年度の新規導入機の利用はベーシックトレーニングに参加された研究室に限定いたします。 今回は機器分析室において実機を用いることから、スペースが限られるため、研究室ごとに代表者2名までの募集とさせていただきます(希望者が増えた場合、代表者1名になる場合もありますのでご了承下さい)。また、日程の振り分けは必ずしも希望に添えない場合もあります。 記 質量分析装置(MALDI TOF/TOF)ベーシックトレーニング 日時: 1回目 2011年8月25日(木曜) 10時00分~終了時間未定 2回目 2011年8月26日(金曜) 10時00分~終了時間未定 *それぞれ同じ内容です。 内容: ・ベーシックトレーニング  FlexControlトレーニング(本体操作)  FlexAnalysisトレーニング(ソフトウェアの使い方) ・アプリケーションの概要説明 ・スタンダードサンプル調整方法 他 場所:遺伝子実験施設 機器分析室(4F) 参加を希望される研究室は、所属、参加者氏名、連絡先(電話番号およびメールアドレス)をメールにて施設宛に連絡して下さい。 締め切りました(2011.08.12 12:00)