DNAシーケンスの泳動条件の変更について

現在、施設ではDNAシーケンスの泳動において、700bp未満の場合は”Fastモジュール”を、700bp以上の場合は”Standardモジュール”を使用していますが、通常はFastモジュールを優先して泳動しています。

施設で検討した結果、Fastモジュールでも約800bpは問題なく読めることが判りましたので、今後はDNAシーケンスの泳動条件を800bp未満と800bp以上に変更します。
 *2021年10月20日から変更

モジュール名 配列の長さ 泳動時間
Fast 約800bp 約1時間
通常はこちらを優先 / 短い配列を読むとき、お急ぎのときはこちらを推奨
Standard 約900bp 約2時間
なるべく長く読みたいときはこちらを推奨 / 解析結果の返送が遅くなる場合が有り


 
施設では、月に一回、既成品(Sequencing Standard)を用いてDNAシーケンサーのチェックをFastモジュールで行っていますが、800bp以上問題なく読めています。

*データもありますので、お時間があればご確認下さい。
 ▶ 【 Fastモジュール-DATA 】 学内限定
 ▶ 【 Standardモジュール-DATA 】 学内限定


● Performance Check(Fastモジュール使用)


● Performance Check(Standardモジュール使用)

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *

Please enter comment in Japanese. (Anti-spam)

You may use these HTML tags and attributes:

<a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <s> <strike> <strong> 

CAPTCHA

*


CAPTCHA Image
Reload Image

This site uses Akismet to reduce spam. Learn how your comment data is processed.