利用については指導教官の承諾を受け、Webform(e-mail)で申し込みをしてください。申請の受諾後、サンプルをお持ちください。
- サービス概要
- PE Biosystems Procise 492を使用します。
- サンプル濃度は5pM〜200pMの範囲で解析が可能ですが、解析を支障なく行うためにサンプルの調製と解析のためのアプライ量について基準を設けています。解析を依頼される場合はそれにしたがっていただくようよろしくお願いします。
- 液状サンプル、ブロッテングしたサンプルの両方が解析できます。
- 解析は1残基あたり30分必要です。運転開始約4時間後から1残基目の結果が出てきます。
- 運転操作は施設スタッフ行いますが、利用者に運転時のデータをみていただき、解析継続の判断をしていただきます。
- 利用方法
- 申請はWebformをご利用ください(但し学内のみ。学外からは直接施設までお問い合わせください)。
- 要領に従い必要事項を記入し、確認ボタンを押すと確認画面になります。確認後、送信を押すと管理室あてに送信されます。
- 解析を開始する予定日時をお知らせしますので、サンプルをお持ちください。
- 約2時間30分後よりブランクのデータが、約4時間後1残基目のデータが画面に表示されます。データを確認して、解析継続の判断をしていただきます。
- 解析の順番は先着順です。
- 解析は1日に1サンプルを予定しております。特定の利用者の占有を避けるため、1回の申し込みは2サンプルまでです。継続利用は予約状況により判断いたします。
- サンプルの調製とアプライ量に関する基準と注意
- 濃度および量
- アプライ量
- サンプル調製に用いる溶媒、試薬
- その他
- 料金
液状サンプルの場合、バイオブレン処理(前処理 3サイクル 約2時間)が必要です。
両サンプルとも解析は読みたい残基数に3サイクル加えたサイクル数で運転します。
解析時の適正濃度は 数10pM です。それにあわせて濃度調整を行うようにして下さい。
申請時に、
液状サンプルの場合:アプライするサンプルの濃度を記入
PVDF膜サンプルの場合:アプライする膜が吸着している量を記入
して下さい。
許容範囲濃度を超えたサンプルを解析した場合、データの信頼性が損なわれ、次に解析するサンプルへ支障をきたします。
申請時に、液状サンプルの場合はアプライする量を記入してください。
適正なアプライ量は15micro litre以下です。 アプライできる最大量は50micro litreです。
PVDF膜サンプルの場合:アプライする分のみを持参
使用できる溶媒 使用する試薬類はHPLCグレード以上の高純度試薬
酸類: 酢酸、トリフルオロ酸、ギ酸等
アルカリ類: トリメチルアミン、トリエチルアミン等
有機溶媒: アセトニトリル、メタノール、エタノール等
その他: 超純水
*通常は水溶液 例)0.1%−1.0%酢酸、0.1%TFA、30%アセトニトリル水溶液
使用できない溶媒
不揮発性バッファー類: リン酸塩、トリス、グリシン等
アミノ基をもったもの: トリス、グリシン、アンモニア、アンモニア塩、アンフォライン等
粘度の高いもの・不揮発性のもの: グリセロール、ショ糖等
非イオン性の界面活性剤: Triton、Briji、Tween等
SDS(エドマン分解には直接影響しませんが、コンバージョンフラスコやデリバリーラインに沈着して詰まりの原因になります。)
塩類
*溶媒交換に透析膜を使用しますと透析膜自体の汚れによってサンプルが汚染されますので使用しないで下さい。
PVDF膜サンプルの場合は下記の方法で十分に脱色(洗浄)し、乾燥させた状態で お持ち下さい(洗浄操作はシークエンスを行う直前にするのが望ましい)。
1) 50%メタノールでボルテックス(3〜4回繰り返して下さい)
2) 100%メタノールでボルテックス(3〜4回繰り返して下さい)
3) 乾燥
1サイクル 1,500円(学内利用の場合)
*液状サンプルの場合 3サイクル分加算します。
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