インキュベータ機器類の所在についてのお知らせ

408号室(旧 動物飼育室)のインキュベータ室への転用に伴い、これまで各実験室に設置しておりましたインキューベータ機器類を下記の通り移動しております。

  • 3F 共同利用実験室(301号室) 恒温器(IC600)
  • 4F 微生物培養室(402号室)  恒温器(IC600)
  • 4F 低温室(407号室)     振とう培養器(IM400W)

 なお408号室(インキュベータ室)にて機器を稼働される際は機器が熱を発生するためエアコンを運転させて下さい。機器稼働終了時には忘れずにエアコンを停止させて下さい。

 また、3Fの共同利用実験室(301号室)に設置しておりました恒温振とう培養器(BR-15)は402号室(微生物培養室)に移動しましています。

技術講習会・取扱い説明会(全自動アフィニティ精製システム等)

遺伝子実験施設に新たに導入された全自動アフィニティ精製システム(Profinia)、分子間相互作用解析システム(ProteOn XRP36)、Bio-Plexサスペンションアレイシステムに関する技術講習会についてお知らせします。

  • 日時:
    1. 6月24日(木曜) 13時30分~15時30分 全自動アフィニティ精製システムProfinia取扱説明会
    2. 6月24日(木曜) 16時00分~17時00分 Bio-Plexセミナー
    3. 6月25日(金曜) 10時30分~16時00分 分子間相互作用解析システムProteOn XPR36取扱説明会
  • 場所:遺伝子実験施設 セミナー室(1F)
  • 内容:
    1.・Profiniaの概要説明、His-Tagコントロールサンプルを用いた精製実習
    ・アフィニティー精製の原理、新規タグシステムの紹介
    ・Run終了後の操作方法、データ確認の解説
    2.・Bio-Plexの概要説明
    3.・ProteOn XPR36の特徴、測定の流れ
    ・ProteOn XPR36の立ち上げ、基本的な使用方法の解説
    ・センサーチップへのタンパク質の固定化
    ・タンパク質-タンパク質相互作用測定(One Shot Kinetics)
    ・装置メンテナンス
  • 概要
    Profinia
    ●組換えタンパク質を効率的に調製するために、Tagタンパク質の発現とアフィニティー精製が、その高い分離特異性を理由に広く用いられています。本システムは、この汎用プロセスを迅速自動化しました。手間と時間のかかるマニュアル精製やクロマトシステムによる煩雑な精製は必要ありません。プリセットされたメソッドを選択してスタートボタンを押すだけで、どなたでもTagタンパク質を短時間で分取し、次の実験に最短でつなぐことができます。
    Bio-Plex
    ●Bio-Plexサスペンションアレイシステムは、マイクロプレートの1ウェルで最大100種類の生体分子を同時に検出可能なシステムです。100種類に色分けされたビーズの表面にターゲットを検出するための抗体やプローブ分子が固相化されており、1ウェルから多項目アナライトの同時検出が可能です。これにより下記有用な情報を得ることができます。
    ProteOn XPR36
    ●ProteOn XPR36は、SPR(Surface Plasmon Resonance=表面プラズモン共鳴)を利用して、標識することなくリアルタイムで生体分子間相互作用を解析する装置です。

技術講習会(レーザーマイクロダイセクション・プロテオーム)

ライカ レーザーマイクロダイゼクション(LMD6000)を利用したプロテオームに関する技術講習会についてお知らせします。

  • 日時:2010年6月21日(月曜) 13時30分~16時00分
  • 内容:
    1. 13:00~14:00 レーザーマイクロダイゼクションシステムの基本原理・特徴、標本作製のコツ
    2. 14:00~15:00 レーザーマイクロダイゼクション技術を利用したタンパク質バイオマーカーの探索、及び最新質量分析による複数のバイオマーカー候補の定量アッセイ
    3. 15:00~16:00 実機取扱説明
  • *3.は希望者のみとします。希望者は管理室までお知らせ下さい。なお、機器設置場所の都合上定員を10名程度とさせて頂きます。

  • 場所:遺伝子実験施設 セミナー室(1F)
  • 担当:
    1. ライカマイクロシステムズ株式会社 渡辺健一
    2. エーエムアール株式会社 板東泰彦
  • 概要
    1. 近年、レーザーマイクロダイセクションは、DNA、RNA、タンパク質解析のためのサンプル回収ツールとして注目を集めています。本セミナーでは、ライカ レーザーマイクロダイセクションシステムの基本的な原理・特長から、標本作成のコツまでを紹介します。さらに、近年報告されている、レーザーマイクロダイセクションの特長を活かした実験のアプリケーション例を多数紹介します。
    2. タンパク質解析において質量分析装置はLCと組み合わせることにより、多彩な応用が可能になってきた。さらにさまざまな前処理技術を組み合わせると基礎研究では相互作用解析、翻訳後修飾解析さらには臨床サンプルを利用したバイオマーカー研究にも応用できるようになってきた。
    本セミナーでは、臨床サンプルであるホルマリン固定組織切片を用いて、最新のレーザーマイクロダイセクション技術をインテグレートして蛋白質バイオマーカーの探索、及び従来の抗体を用いる定量ではなく最新の質量分析による複数のバイオマーカー候補を一斉に定量アッセイを行う研究プラットフォーム及び各種癌疾患サンプルでの応用例を紹介する。