技術講習会(マルチモードプレートリーダー)

マルチモードプレートリーダー(Mithras LB940)に関する技術講習会を開催します。
なお、今回は実機を用いて行いますので希望を募り、こちらで時間を調整致します。受講希望者は管理室までご連絡下さい。

  • 日時:2009年6月5日(金曜)
    午前10時00分~午前10時50分 定員5名
    午前11時00分~午前11時50分 定員5名
    午後13時00分~午後13時50分 定員5名
    午後14時00分~午後14時50分 定員5名
  • さらに人数が増える場合は午後の部を増やします。

  • 内容
    1. LB940概略説明(10分)
    2. 基本操作説明(20分)  
    3. アプリケーションの紹介(10分)
    4. 質疑応答(10分)
  • 場所:遺伝子実験施設 形態観察室(4F)
  • 担当:川端正寿(ベルトールドジャパン株式会社 大阪営業所 営業部)
  • 概要
    ベルトールドテクノロジー社製Mithras LB940は競合他社にない、独特の光学系DOPSを採用した世界で唯一のマルチモードプレートリーダーです。発光測定専用メーカーとして長年培った技術をマルチで生かし、各測定モード、特に発光測定では他を寄せ付けない高感度、高性能を達成しています。
  • 主なアプリケーション
    ■発光測定
    フラッシュ発光(イクリオン、HRP測定)、グロー発光(デュアルレポーター、ATP測定)、細胞発光(活性酵素、細胞貧食能試験)、マルチカラー発光(MultiColer-Luc)、デュアルカラー発光(Chroma-Glo、BRET)、カイネティックス・リピート・スキャニン、LIA・ILMA測定
    ■蛍光測定
    トップ蛍光・ボトム蛍光(吸着細胞測定)、FRET測定(GeneBLAzer)、ファーストキネティックス測定(酵素活性など)、カイネティックス・リピート・スキャニング、FIA・IFMA測定
    ■吸光測定
    EIA・ELISA測定、カイネティックス・リピート・スキャニング

技術講習会(マイクロチップ電気泳動装置)

島津マイクロチップ電気泳動装置(MCE-202 MultiNA)に関する技術講習会を開催します。

  • 日時:2009年6月2日(火曜)
    講義    午後13時30分〜午後14時30分
    実機デモ  午後14時30分〜午後15時
  • 演題:DNA/RNA分析用マイクロチップ電気泳動装置MCE-202 MultiNAのフォローアップ研修及び新製品バイオスペックナノの紹介
  • 場所:遺伝子実験施設 セミナー室
  • 担当: 森田直樹(島津製作所 分析計測事業部 マーケティング部)
  • Multina概要:
    ・高速全自動分析
    サンプルや分離バッファをセットするだけで、あとは最大120分析まで無人で自 動分析ができます。最大4マイクロチップをセットすることができ、分析前処理と分析の泳動の並列処理に より1分析当り最短75秒の処理速度を実現しました。
    ・低分析コスト
    繰り返し利用可能な高機能マイクロチップにより、アガロースゲル電気泳動より 安価な分析コストを実現しました(1サンプル当り約25円【DNA分析】、約35円【RNA分析】)。
    ・高感度検出
    LED励起の蛍光検出器を搭載することにより、エチジウムブロマイド染色に比べて約10倍以上の感度を達成しました。
    ・分離能と再現性
    サンプルに応じた最適な分離バッファを選ぶことができます。内部マーカーを一 緒に泳動することにより、高い分析性能と再現性を実現しました。
    ・使いやすさ
    装置の制御及びデータ処理は専用のソフトウェアで行います。分析スケジュール を作成したら、後は試薬とサンプルをセットしてスタートボタンをクリックするだけです。分析スケジュール作成やデータ処理を簡便に行う機能も充実しています。
  • 新製品バイオスペックナノの特長
    核酸(DNA,RNA)や蛍光ラベル化された核酸の定量に最適な専用の分光光度計です。1〜2μℓ微量の試料で測定が可能で、光路長設定や試料の拭き取りを自動化、簡単操作のソフトウェア 等により分析スループットを高めました。
  • *当日はデモ機を持ち込みます。

技術講習会(DNAマイクロアレイ)

DNAマイクロアレイ(Gene Chip)に関する技術講習会を開催します。
受講申請の必要はありません。

  • 日時:2009年5月18日(月曜) 13時30分~14時30分
  • 演題:DNAマイクロアレイ技術の最新アプリケーション紹介
  • 場所:遺伝子実験施設 セミナー室
  • 担当:林 義治(アフィメトリクス・ジャパン株式会社 シニア・フィールドアプリケーションスペシャリスト)
  • 概要
    Genechipが世に出てから15年ほどたちますが、その性能は飛躍的に向上しました。
    発売当初は1cm四方のガラス基板に1万種類ほどのコンテンツ搭載が限度でしたが、現在では一枚に650万種類以上の配列の異なるオリゴヌクレオチドを固相化することができます。集積度の向上により、DNAマイクロアレイは今や遺伝子の発現解析のみでなく、全トランスクリプトーム解析、SNP解析、エピジェネティクス解析、染色体コピー数解析といったものにまで応用範囲が広がっています。また、測定精度の大幅な向上によって、診断分野への取り組みも進んでおり、FDAがDNAマイクロアレイの性能評価を実施するプロジェクトチームを結成し、予防診断、オーダーメイド医療への応用を模索しています。
    本セミナーでは、GenechipをはじめとするDNAマイクロアレイの概要を説明し、基礎研究分野で使用されている最新の実用例や論文紹介をすることによって、この技術の可能性を紹介することを目的とします。現在、GeneChipを用いた査読付き論文の数は1万本を越えており、その多くは遺伝子発現解析ですが、最近は様々なアプリケーションによる幅広い研究分野に使用していただいております。これらの紹介を通じて、GeneChip技術の概要をお伝えしたいと考えております。

Key words: Genechip、発現解析、トランスクリプトーム、エピジェネティクス、SNP、染色体コピー数変化