分子間相互作用測定に関する技術講習会(Biacoreシステム)

Biacoreにおける最新情報セミナー~最新の使用実例&アプリケーション情報~

生体分子間のinteractionをリアルタイムにノンラベルで測定するBiacoreシステムですが、1990年の初代機発売以来、SPR技術は飛躍的に発展し幅広い分野への適応が可能となりました。
・前機種に比べ高感度になり安定し幅広いサンプルでの測定が可能
・再生不要の測定法
・センサーチップも充実
・信頼性の高いデータを取得する為の工夫

そこで今回は、最新の研究分野で役立つアプリケーション例を中心に、製品情報含めセミナーにてご紹介致します。

  • 日時:2009年7月7日(火曜) 13時00分~14時30分
  • 場所:遺伝子実験施設 セミナー室(1F)
  • 内容:
    1.SPRとは・・・(過去からのSPR機器の歴史からみた昨今の使用ニーズとメリット):10分

    2.最新のSPRアプリ紹介:40分
    ・T100の情報(最新の機器情報や、再生不要の使用法など)
    ・アプリケーションからの情報
    1)タンパクータンパク(ペプチド):可溶性蛋白-蛋白相互作用・膜蛋白関連アプリケーション・無細胞発現系とBiacoreの連携など
    2)医薬品など低分子化合物の結合評価・低分子化合物の固定化法・薬物動態予測
    3)Biacoreを用いた相互作用の熱力学的なパラメータ(ΔG、ΔH、ΔSなど)の測定
    4)クルードサンプルからの結合物質の探索~結合物質の精製/回収~BIA-MS
    5)細胞を用いた相互作用測定
    6)抗原-抗体:モノクローナル抗体のスクリーニング・エピトープマッピング
    7)核酸関連:核酸-蛋白質相互作用
    8)糖鎖関連:糖鎖-蛋白質相互作用
    9)臨床サンプル測定:血液サンプル中の成分検出

    3.SPR技術と並ぶiTC(マイクロカロリーメータ)との応用:20分

技術講習会(チップ電気泳動装置)

現在RNAを対象にしたチップ型電気泳動装置が使用できない状態です。そのため次期の機器の導入を検討しています。今回バイオ・ラッドのチップ電気泳動装置Experionを試験的に導入します。
この装置に関する技術講習会を開催しますのでご参加ください。

なお、今回は施設で準備したRNAを実際に電気泳動いたします。この装置はタンパク質の電気泳動にも対応していますが、今回は説明だけにいたします。

  • 日時:2009年6月24日(水曜)
  • 14時00分~午後15時30分
  • 場所:遺伝子実験施設 セミナー室(1F)
  • 内容:チップ電気泳動装置 Experion
    1. チップ泳動装置の概略説明
    2. 基本操作説明  
    3. アプリケーションの紹介
    4. RNAの電気泳動(実地試験)
    5.質疑応答
  • 担当 バイオ・ラッド ラボラトリーズ株式会社 ライフサイエンス事業部
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2009年度中期 遺伝子実験施設利用説明会と指紋登録について

4月の説明会を欠席された利用者のための説明会と指紋登録を下記の要領で行います。genet:00799に添付されたリストに掲載されている方は必ず出席下さい。この説明会に不参加の場合、特別な理由の無い限り施設の利用はできません(現在一時的に入館できるようになっている方も同様です)。
新規登録者は説明会後、指紋登録を行いますので、全行程で1時間程度を要します。研究代表者(指導教官)の方は対象の学生への周知をよろしくお願いいたします。

genet:00799 添付ファイルのH21年度中期利用者説明会出席者名簿をご参照下さい。
同メールを受け取っていない場合は管理室までお尋ねください。

*桜ヶ丘地区の施設利用者は今回の説明会の対象ではありません。

  • 対 象 2009年度新規登録者および2008年度途中登録者
  • 日 程 6月24日(水)
  • 時 間 午後1時~午後2時30分
  • 場 所 遺伝子実験施設 1F セミナー室