2013年度後期 遺伝子実験施設利用説明会について

4月の説明会を欠席された利用者のための説明会を下記の要領で行います。[genet:01301]をご参照下さい。

この説明会に不参加の場合、施設を利用することができなくなります(途中登録で現在使用している方やDNAシークエンス解析のみの方も同様です)。

指紋登録の済んでいない方は説明会後に指紋登録を行います。
指紋登録まで行った場合、1時間半程度を要します。

研究代表者(指導教員)の方は対象の学生への周知をよろしくお願いいたします。
[genet:01301] 配信後に該当研究室に受講対象者のリストをメールにて送付しております。
リストが届いていない場合は管理室までご連絡下さい。
*桜ヶ丘地区の施設利用者は今回の説明会の対象ではありません。

  • 対 象
    2013年度新規登録者(4月欠席)、2013年度途中登録者(4月説明会後)、
    2012年度途中登録者(4月欠席)
  • 日 程   10月24日(木)
  • 時 間   10時00分~11時30分、15時00分~16時30分
  • *2回のうち都合のよいほうに参加下さい*
  • 場 所  遺伝子実験施設 1F セミナー室

技術講習会(LMD6000)

レーザマイクロダイゼクション(LMD6000)の紹介に関するセミナーの開催についてお知らせします。

  • 日時:2013年10月31日(木曜) 13時30分~14時30分
  • 内容:レーザーマイクロダイゼクションの基礎とプロテオミクス研究への応用
  • 場所:遺伝子実験施設 セミナー室(1F)
  • 担当:ライカマイクロシステムズ株式会社 柴田加苗
  • 概要
     レーザーマイクロダイゼクション(LMD)とは、顕微鏡下で個々の細胞や組織を観察し、レーザーを用いて切り離すことで必要な部位のみを回収する装置です。コンタミの無いサンプルからDNA、RNA、タンパク質を抽出し、より正確に詳細な結果を得ることができます。
     遺伝子実験施設に設置しているLMD6000では凍結切片やパラフィン切片はもちろん、骨などの硬組織、培養細胞、蛍光標本といった様々な標本から、単一細胞や細胞グループを迅速かつ高精度にコンタミネーションなく単離・回収することが可能となり、実験の幅が広がりました。
     本セミナーではライカレーザーマイクロダイゼクションの歴史及び原理から、実験への応用例をご紹介します。

    [セミナー内容]
    ● ライカレーザーマイクロダイゼクション(LMD)の回収原理
    ● 現行機種LMD6500/7000の特徴及び機能紹介

    ● アプリケーション例の紹介
    ・組織切片からの領域回収、RNA抽出
    ・抽出したRNAの定量解析
    ・蛍光免疫染色サンプルへの応用
    ・プロテオーム解析への応用
    ・硬組織及び極小サンプルの回収
    ・ライブセルの回収

技術講習会(Bio-Rad関連機器)

Bio-Rad社関連機器(ProteOn XPR36,Bio-Plex 200,BioLogic DuoFlow,Profinia)に関するセミナーの開催についてお知らせします。
少々内容が多いため途中に休憩を挟んでおります。休憩時間での途中参加も可能です。

  • 日時:2013年10月24日(木曜) 13時00分~17時00分
  • 内容:Bio-Rad関連機器に関するアプリケーションの紹介
  • 場所:遺伝子実験施設 セミナー室(1F)
  • 担当:バイオ・ラッド ラボラトリーズ株式会社 津田哲寿
  • 概要
    遺伝子実験施設で利用可能な分析機器のアプリケーションを中心としたセミナーです。
    バイオ・ラッドの主力3解析法と最新技術についてご紹介します。
    ● 表面プラズモン共鳴法による分子間相互作用のリアルタイム解析[13:00-14:30]
    生体内では様々な分子が相互作用し、生命活動が維持されています。これらの相互作用を解析することは、その機能を推定する上で必須になっています。本セミナーでは相互作用解析の革新的な手法である表面プラズモン共鳴(SSR)法についてご紹介します。本法は相互作用をノンラベル・リアルタイムで迅速に解析できるメリットがあります。これにより結合の有無のみならず、結合の強さ・反応速度を簡便に算出することができるようになりました。
    アレイタイプの最新型SPRシステム「ProteOn XPR36」の特徴、多様なアプリケーションを通して相互作用解析の理解を深めて頂きます。

    【セミナー内容】
    ・表面プラズモン共鳴(SSR)法の原理と測定の流れ、ProteOn XPR36の特徴と機能
    ・アプリケーションの紹介[タンパク質間相互作用(変異体の機能解析)、核酸-転写因子、細胞・菌体・ウイルスとタンパク質の相互作用解析、リポソーム・リポパーティクル-低分子タンパク質、創薬支援(低分子化合物・モノクローナル抗体スクリーニング)]
    ・実機によるタンパク質間相互作用のデモンストレーション
     *実機の設置している部屋が狭いため希望者のみ行います。希望者は事前にご連絡下さい。

    ● 多項目同時測定ELISAによるサイトカイン,リン酸タンパク質の同時測定[14:45-15:45]
    Bio-Plexはマイクロプレートの1ウェルから最大100種類の生体分子を同時に検出可能なシステムです。数十項目のサイトカインや各種バイオマーカーを血清・血漿わずか12.5μLから同時に検出することができます。既存のELISAキットを複数お使いの方は、Bio-Plexを利用することで使用サンプル量を劇的に抑えることもできますし、コストも低減することが可能です。

    【セミナー内容】
    ・Bio-Plexによる多項目同時測定の原理、アッセイ法の紹介
    ・アプリケーションの紹介[サイトカインパネル、がん・糖尿病・腎毒性パネル、セルシグナリングパネル]
    ・ソフトウェアデモンストレーション
     *セミナー室内で行いますので希望の申請は不要です。

    ● タンパク質精製の汎用手法と全自動アフィニティ精製技術 [16:00-17:00]
    BioLogic DuoFlowは中・高圧のカラムに対応した多目的精製・分取用のクロマトグラフィーシステムです。ゲルろ過、イオン交換、疎水、アフィニティ等、様々な精製に対応可能であり、各種メーカーのカラムを接続することのできるオープンフラットフォームな装置です。Profiniaはアフィニティ精製から脱塩によるバッファー交換を連続で行うことが可能な新世代の次世代アフィニティ精製システムです。本セミナーではタンパク質精製の概論をお話しした後、それぞれのシステムの特徴とバイオ・ラッド独自のタグフリータンパク調製技術についてご紹介します。

    【セミナー内容】
    ・タンパク質精製概論、BioLogic DuoFlow、Profiniaシステムの紹介、タグフリータンパク質調製の新技術
    ・Profiniaによる全自動アフィニティ精製のデモンストレーション
     *セミナー室内で行いますので希望の申請は不要です。