技術講習会 マイクロアレイデータ解析ソフトウェア(GeneSpringGX)

遺伝子実験施設4階機器分析室に設置しておりますマイクロアレイ(GeneChip)について、マイクロアレイデータ解析ソフトウェア(GeneSpringGX)の講習会技術講習会を開催します。

  • 日時:2008年9月25日(水)
  • 13:30~14:00 GeneSpringGX ver.9によるマイクロアレイデータ解析
    15:00~16:00 インジェヌイティーパスウェイアナリシスの概要
    16:00~16:30 マイクロアレイデータを用いたネットワーク解析

  • 場所:遺伝子実験施設 セミナー室
  • 担当:小林隆明(トミーデジタルバイオロジー)
  • 内容:マイクロアレイ解析システムの原理と応用
  • GeneSpringGXver.9は各社のエクスプレッションアレイデータを解析できるソフトウェアです。直感的な視覚ツールと、パワフルな統計解析ツールを備えた統合ソフトウェアであり、解析ワークフロー機能を搭載し、必要なデータ解析手法を容易に選択できます。初めてマイクロアレイデータを解析する方など幅広い方々にご利用いただけるツールです。
    インジェヌイティーパスウェイアナリシス(IPA)は論文や公的データベース由来の相互作用情報などを独自に収集・データベース化し、膨大な情報を元に興味ある遺伝子群・タンパク質群のネットワーク解析や機能予測を行うことができ、今やネットワーク解析ツールのデファクトスタンダードとなっています。

補足:マイクロアレイデータ解析ソフトウェア(GeneSpringGX)はライセンス制となっております。

技術講習会 レーザーマイクロダイゼクション Leica LMD6000


遺伝子実験施設に2008年3月より設置しておりますレーザーマイクロダイゼクション(LMD6000)の技術講習会を行います。
当日は説明が30分、質問が30分、機械のデモンストレーションが30分という内容となっています。

  • 日時:2008年9月17日(水曜)午後13時00~午後14時30分
  • 場所:遺伝子実験施設 セミナー室
  • 担当:山田誠子(ライカマイクロシステムズ株式会社LMD担当)
  • 内容:LMD6000の原理と応用
  • 概要:
  • 組織標本から病変部位を採取し、正常部位とのDNA配列の比較、遺伝子・タンパク質の発現量の比較を行なう実験は、分子生物学においては必要不可欠です。しかしこれらの実験では、必要部位以外の混入が多いと実験データがノイズに埋もれて差が見られなくなってしまうため、欲しい部位のみを正確に回収することが重要です。古くは実体顕微鏡観察下で、針で病変部位を削り取るなどの方法が一般的でしたが、非常に手間がかかる上技術を要し、正確にサンプルを採取することは困難でした。そこで、必要な部位のみを簡単・確実に回収することを目的として開発されたのがレーザーマイクロダイセクションです。レーザーマイクロダイセクションは顕微鏡で標本を観察しながら、レーザーでサンプルをコンタミなく正確に切り出し、回収する装置です。
    現在ではレーザーパワーの増強や制御ソフトの開発・改良、高倍率のレンズの使用により、骨や歯のような硬組織や、培養細胞、染色体の回収も可能になりました。また、アプリケーション開発の一環として、今までは困難であった、パラフィン包埋したサンプルからの標的部位の回収~LC/MS解析について、他企業と共同でプロトコールの整備を進めています。今回のセミナーでは、ライカ レーザーマイクロダイセクションLMD6000の原理と実際のアプリケーション例についてご紹介致します。

なお、お持ちのサンプルをお試しになりたい方は管理室にて専用のフォイル付きスライドをお譲りしますので管理室まで(18日午後以降)。
使用方法につきましてはgenet00682に添付されたファイルのサンプリングマニュアルをご参照下さい。
ご不明な点がありましたら、ライカマイクロシステムズ株式会社福岡セールスオフィス(TEL092-282-9771)までお電話下さい。