エービー・サイエックス社製 MALDI TOF/TOFに関するセミナーの開催についてお知らせします。 日時:2010年10月27日(水曜)13時30分~15時30分 内容: ・質量分析の基礎情報 ・タンパク質同定の流れ ・元祖LC-MALDI分析の利点 ・網羅的なリン酸化部位の決定事例 ・タンパク質定量 ・TOF/TOFを用いた多変量解析例(iTRAQラベル化試薬を用いたアルツハイマーでの脳脊髄液のバイオマーカー分析) ・MSを用いたイメージングについて ・オリゴヌクレオチド分析例 ・Voyagerのデータを生かす方法 場所:遺伝子実験施設(1F) セミナー室 担当:エービー・サイエックス株式会社 質量分析システムテクニカルマーケティング 津幡卓一 概要 近年、タンパク質研究、バイオマーカー研究において、リン酸化、あるいは糖鎖修飾されたペプチド・タンパク質の解析に対する重要性がますます高まっています。ペプチド、タンパク質の同定、修飾部位の決定に加えその変動を解析することは複雑な生体機能を知る上でも非常に大きな手がかりとなり、さらに疾患バイオマーカーの探索、創薬研究においても必要不可欠なものとなっています。その中心的手段であるMALDI TOF/TOFを中心に基礎から応用例に触れます。 また昨今、装置だけでなく、より効果的な分析を可能にするラベル化試薬、またその統計処理などを行う解析ソフトウェアと三位一体となり応用例を身近なものにしている例を紹介します。