Category: DNAシークエンス

DNAシークエンス解析業務の再開

DNAシークエンス解析業務につきましては、ご迷惑をおかけしています。 今回の停止については先週のお預かりしたサンプルの蛍光強度に異常が見られ、解析結果が思わしくなく停止させていただきました。 停止期間中メーカー製のシークエンス反応スタンダード、施設において作成したシークエンス反応スタンダードを試みシークエンサーの点検をいたしました。その結果、解析には何の問題がありませんでした。そのため、シークエンサーの本体、キャピラリー、ポリマー、緩衝液、正常に作動していると判断しました。 再開にあたり、すでに先週の段階で受け付けているサンプルを優先させていただきます。 新規の申請はそのあとに再開いたします。 ご迷惑をおかけしましたことをお詫びいたします。

DNAシークエンス解析サービスについて

利用については指導教員の承諾を受け、Webformで申し込みを行います。申請の受付後、サンプルをお持ちください。 English version is “here“.     ● サービス概要 DNAシークエンス解析サービスは月・水・木の週3回実施しています。 データの送信は通常解析日の翌日(火・木・金)です。 (但し、業務の都合により結果送信が遅れることもあります) ・ABI3500xl Genetic Analyzer(キャピラリー24本タイプ)を使用します。 ・約2.3時間の泳動で約800塩基(シークエンス反応が良好の場合)読むことができます。 ・泳動操作はすべて施設スタッフが行います。 ・申請は Webform をご利用ください(学内のみアクセス可能)。 ・要領に従い必要事項を記入し、確認ボタンを押してください。情報を確認後、送信を押すと管理室にe-mailが送信されます。 ・解析を開始する予定日時をお知らせします。 ・予定日時に合わせてサンプルをお持ちください。 ・解析終了後、e-mailでデータを圧縮後添付して送信します。 解析の順番は先着順となります。申請の受付後、改めてe-mailにより連絡をします。解析日の指定はできません。 申請→予定日確認→提出 の流れを守ってください。     ● DNAサンプルの調製について ・各自の実験室での処理 エタノール沈殿による精製+脱イオンホルムアミド溶解で20μl以上の溶解溶液が、BigDyeX Terminaterによる精製で20µl以上の上澄み溶液が必要です。この量は推奨であり、時間の経過とともに蒸発することがありますので、余裕を持った容量で提出してください。 *2016年3月 BigDyeX Terminater精製の上澄み量を変更(40µl以上 → 20µl以上) また、エタノール沈殿+ホルムアミド溶解による方法の場合、溶解後は2日間程度経つと蛍光強度の低下が見られるようになります。BigDyeX Terminator精製法による場合は室温で2日間、冷蔵で10日間程度保存可能です。いずれの場合もアルミホイル等で遮光した容器内で保存してください。 ・共同利用実験室(301号室)へ持参する 1. チューブにサンプル名を書き、施設で用意している専用ケースにサンプルチューブを移し、カバーをする。 *チューブのネーミングではミスを未然に防ぐため、他の人のサンプルと区別がつくように記入してください。また、連番の数字は末尾に付けてください。 (EX. 1,2,3…のみのネーミングの場合、他の人と区別が難しい) 2. 専用ケースのカバーに日付、氏名、サンプル数を書いた付箋を貼り、共同利用実験室(301号室)にある冷蔵庫の所定の場所に入れる。     ● データについて ・ごく稀にですが、塩基配列解析結果を送付した後に、利用者から「seqファイルが見当たらないので再度送付してください」との問い合わせメールを頂きます。 ・通常、送られた結果の中にseqファイルが無い場合は、解析結果が不良で、配列として扱うことができなかった場合がほとんどです。その場合は、適切な解析ソフトウェアを使用してクロマト(波形)のファイルを表示すると、原因を明らかにする一助となるかと思われます。 ・遺伝子実験施設のHPに、「13 [Continue]