*画像をクリックするとテキストの該当ページが表示されます。 Q16. ボトルの適正容量について p.32 ・ボトルには様々な容量がありますが、どのボトルでも適正な容量を守って使用するようにしてください。 ・ボトルに適正な容量以上の試料を入れると、過重負荷によりボトルが変形して、破損する恐れがあります。適正な容量はボトルの80%となります。 Q17. 遠心機のトラブル時における対処法について ・以下に挙げることは高速冷却遠心機を扱う上での基本となります。 p.34 ・1つ目は、遠心開始時は最高回転数に達するまで待つことです。開始直後の3,000rpm〜5,000rpmで、問題が生じやすいです。 ・2つ目は、サンプルがリークした場合は、そのまま放置せず、各自で拭き取りと洗浄を行います。 ・3つ目は、トラブルが発生したときは速やかに管理室に連絡することです。夜間に使用していたときに発生し、緊急性がある場合は管理室の扉に掲示している携帯番号に連絡するようにしてください。 Q18. 遠心開始時の対応について p.35 ・遠心を開始してから最高回転数に達するまでは遠心機の動作を観察するようにして下さい。 ・しかしながら、事故に巻き込まれないように、ボタンを押してから最高回転数に達するまでは一歩下がった状態で待つようにします。 Q19. 遠心機で使用できない溶媒について p.37 ・ローター本体の材質はアルミニウムになりますので、使用可能な溶媒と使用不可の溶媒があります。 ・エタノール、エーテル、エチレングリコール、ヘキサン、ケロシン、メタノール、メチルエチルケトン、テトラヒドロフラン、トルエンは化学耐性があるので使用可能です。 ・フェノールはアルミニウムとの反応性が高いため使用できません。テトラクロロメタン、クロロホルム、ジクロロメタンは化学反応により爆発の危険性があるため使用できません。 Q20. 体液や腐食性のサンプルの使用について p.38 ・超遠心機も含めて、施設が所有する遠心機はすべてバイオハザード仕様ではありません。したがって、体液や感染性のサンプルは使用できません。 ・バイオハザード仕様とは、HEPAフィルターをチャンバーの前後に設置して危険性のあるサンプルのエアロゾルを回収するものになります。 ・つまり、言い換えると、施設の遠心機で体液や感染性のサンプルを使用すると、エアロゾルが部屋中に拡散されるということになります。