Category: 質量分析装置

質量分析装置(TOF-MS)資料

以下の文書を用意しました。ご利用ください。 学内からのみアクセスできます。 使用しているときにエラーが発生した場合はすぐに管理者に報告をお願いします。 コンピュータの再起動をしてVoyagerのソフトを立ち上げるとモーターのセンサーが正常な位置に戻るのでその状態でコンピューターをシャットダウンして処置をお待ちください。 Voyager簡易操作ガイド(03/09/01版 3.0MB) Voyager簡易操作ガイド(99/01/26版 1.1MB) Voyager機器説明会資料1(1.7MB) Voyager機器説明会資料2(808.6KB)

質量測定装置(Voyager)の利用について

遺伝子実験施設4階機器分析室に設置しているVoyagerは故障のため使用禁止にしていましたが、4月26日に修理が完了いたしました。 故障の原因はロータリーポンプの劣化によるオイル漏れ、ターボポンプの不良によるターボポンプの停止、レーザー出力低下の3点です。既にすべて取替えを行い、正常に機動することを確認済みです。リアファン(冷却ファン)が1機故障しておりますが、動作には影響ありません。リアファンのモーター音に異常を感じた場合は取り替えますのでお知らせください。 今後の利用について 制御用コンピューターの利便性向上のため、研究代表者ごとにアカウントを発行します。Voyagerを利用される場合は施設まで申し出て下さい。現在使っているVoyagerアカウントは5月16日で停止します。 エラーが発生した場合はすぐに管理者に報告をお願いします。 コンピュータの再起動をしてVoyagerのソフトを立ち上げるとモーターのセンサーが正常な位置に戻るのでその状態でコンピューターをシャットダウンして処置をお待ちください。

質量分析初回講習会_小テスト_選択式_解説_Q.9-12 *学内限定

*画像をクリックするとテキストの該当ページが表示されます。 Q9. 測定条件の調整について  p.30 ・良好なサンプルはマイナーピークも十分に検出できていますが、不良なサンプルではマトリクス以外のシグナルを検出できないことが多いです。ピーク情報が多いほどMascot検索の精度が上がりますが、ノイズをピークとして拾ってしまうと精度(スコア)が下がりますので注意して下さい。 ・「Label peaks」とは測定時におおよその質量を表示する機能で、非常に便利ですが、正確な質量を求める場合にはflexAnalysisでピークピックを行う必要があります。  p.31 ・マトリクスの強度が高く、サンプルの強度が低い場合は、低分子イオンを物理的に偏向させる「Matrix Supression」により改善することがあります。測定範囲外に見たいターゲットがある場合は、「Mass Range」によってデータをコンピューターに取り込む範囲の設定を変更することも可能です。 ・検出器の感度を上げるとノイズレベルも上がります。「Matrix Supression」をうまく活用しながら、目的のシグナルのみを検出できるように調整します。   Q10. 検出器の感度調整について  p.32 ・検出器の感度を変更する場合は、一旦レーザー強度を初期値に戻して下さい。初期値は装置に掲示しています。 ・サンプルだけでなくマトリクスもイオン化するため、マトリクスの強いシグナルもかさ上げされ、検出器でイオンを処理できなくなります。そのため、レーザー強度と検出器の感度を最大にして使用すると、即日で故障し、修理費用に300万円かかることになります。 ・微量のサンプルで、検出器の感度を10倍以上にする必要がある場合は事前に管理室に連絡して下さい。検出器の感度は10倍以内であれば、レーザー強度を最大にしても故障することはありません。     Q11. flexAnalysisでの解析について  p.42 ・ピークピック後に、Analysis List Windowでハイライトしているデータのみが保存されます。 ・ピークピックを行っていないデータを持ち帰っても、ピーク情報が入力されていないため、フリーソフト等での解析ができませんので注意して下さい。 ・ピークをピークピックできない場合は「Edit Processing Parameter」の閾値を変更しますが、あまり小さくするとノイズもピックしてしまうことがあります。  p.43 ・装置のパソコンはXPなのでUSBメモリを使用することができません。CDに書き出して持ち帰るようにして下さい。CDについては使用できないものがありますので、管理室で分譲しているものを使用することをお勧めします。   Q12. Targetの洗浄について  p.50  p.51 ・サンプルが固着するので、測定後はすぐにTargetを洗浄します。洗浄方法に記載していない有機溶媒は、Targetのコーティングが剥がれる恐れがあるので使用しないで下さい。また、病原性由来のサンプルを使用した場合は、自身の研究室でTargetの洗浄を行うようにして下さい。 ・質量分析装置は非常に高感度なので井水等に含まれる不純物を検出してしまいます。そのため、Targetの洗浄では純水ではなく、超純水を使用するようにして下さい。