簡便な操作性と多彩なアプリケーション機能を備えたpHメーター
【仕様】
機種 :F-21
メーカー :HORIBA(堀場製作所)
pH測定範囲 :pH 0.00~14.0
電圧測定範囲 :±1,600mV
温度補償範囲 :0.0~100℃
分解能 :0.01/0.1pH、1mV、0.1℃
付属機能 :
mV測定機能、pH標準液自動判別、アザーバッファ機能、エラー表示機能、校正液表示機能、
オートホールド機能、分解能表示、相対mV、温度補償機能(自動・手動)、温度換算機能、
校正日時表示、データメモリ(最大99個)
付属電極 :標準タイプ(9366-10D) 高粘度サンプル用(0040-10D)
【設置場所】
試料調製室(2階 203号室)[標準タイプ]
共同利用実験室(3階 301号室)[高粘度サンプル用]
【概要】
・pH測定機能以外にmV測定機能を装備
・pH標準液自動判別により、pH2,4,7,9,12の標準液を自動的に判別(最大3点まで校正可能)
・アザーバッファ機能により、標準液以外にもう1つ、任意のpHで校正可能
・温度補償機能では電極に内蔵されている温度センサーによって、自動的に電極起電力の温度補償が可能
【注意】
・pH測定と温度
pHを正確に測定するとき、溶液の温度は重要なパラメーターです。測定時に発生する誤差要因としては、液間電位、不斉電位、内部液のpHなどが挙げられますが、これらはすべて被検液の温度により変化する要因を持っています。これらの誤差要因を少なくするには校正時のpH標準液の温度を同一にすることが最も良い方法です。
・温度補償
ガラス電極に発生する起電力は溶液の温度によって変化します。温度補償とはこの温度による起電力の変化を補償するものです。ただし注意すべきこととして、溶液の温度によるpH値の変化と温度補償とは全く無関係であり、従ってpHを測定する場合、たとえ自動温度補償方式のpH計を用いても、pH値とともに必ずその時の温度を記録しておかないと測定結果の信頼性が損なわれます。
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