技術講習会(MALDI-TOF/TOF-MS)

MALDI-TOF/TOF-MS(autoflex speed)の紹介に関するセミナーの開催についてお知らせします。

  • 日時:2010年7月12日(月曜) 13時00分~15時00分
  • 内容:・autoplex speedのご紹介と一般プロテオミクス分野への応用
    ・微生物の同定と分類及び臨床プロテオミクス
    ・更なる応用-imaging MS/MALDI-TDS/TLC-MALDI
  • 場所:遺伝子実験施設 セミナー室(1F)
  • 担当:ブルカー・ダルトニクス株式会社 西田富士雄・韮沢祟
  • 概要
    プロテオミクス分野において質量分析は今や不可欠なツールの一つですが、中でもMALDI-TOF/TOF型装置による質量分析は様々なサンプルを様々な手法で測定できるという点で、最も適用範囲の広い質量分析法の一つです。本セミナーではBruker Daltonics 最新型 MALDI-TOF/TOF型質量分析装置autoflex speedの持つ様々な応用性について、その測定原理から下記の各アプリケーションまで、いくつか測定事例を交えつつご紹介します。

    ● autoflex speedご紹介と一般プロテオミクス分野への応用
    autoflex speedの基本性能の高さや搭載される最新技術は、autoflex speedの様々な応用を可能とします。一般的なプロテオミクス分野ではペプチドマスフィンガープリント(PMF)法によるタンパクの同定からアミノ酸配列解析や修飾解析まで幅広く行われております(対応ソフトウェア:biotools)。

    ● 微生物の同定と分類および臨床プロテオミクス
    MALDI-TOFを用いた次世代の微生物同定法(対応ソフトウェア:BioTyper)と、血漿・血清等の臨床サンプルから得られたデータを統計解析することによるバイオマーカー探索(対応ソフトウェア:ClinProTools)をご紹介します。

    ● さらなる応用 – Imaging MS / MALDI-TDS / TLC-MALDI
    生体組織切片から直接測定を行って任意の質量数の空間的局在分布を可視化するImaging MS(対応ソフトウェア:flexImaging、対応ハードウェア:ImagePrep)を行うことが可能です。さらに、未消化タンパクのアミノ酸配列解析をTop-Down的に行うMALDI-TDSや、薄層クロマトグラフィーのプレートを直接測定するTLC-MALDIなど、Bruker Daltonics MALDI-TOF/TOFシステムのアプリケーションは現在も拡大を続けています。

技術講習会(DNAシークエンサー,リアルタイム PCR)

ライフテクノロジーズジャパン テクニカルセミナーの開催について

ライフテクノロジーズジャパン テクニカルセミナー(DNAシークエンサーセミナー&リアルタイムPCR原理から応用まで完全習得セミナー)についてお知らせします。

  • 日時:2010年7月8日(木) 9:00~16:00
    Ⅰ. DNAシークエンスの基礎とサンプル精製サブクローニング及びダイレクトシークエンスのノウハウ 9:30-12:00 
    シーケンシング反応について説明およびサブクローニング及びダイレクトシークエンスをメインにしたサンプル精製について。
    Ⅱ. リアルタイムPCRの原理の紹介 13:30-14:30
    反応原理や逆転写やポイント、検量線の作成や比較定量法の原理、内在性コントロールの選択など、リアルタイムPCRの実施に必要な内容を紹介します。
    Ⅲ. AppliedBiosystems StepOnePlusリアルタイムPCRシステム操作方法説明 14:30-15:30
    ソフトウェアの操作方法や解析方法、検量線法での設定方法、グラフ作成方法など、解析に必要な操作方法を説明します。
    Ⅳ. 質疑応答ならびに個別相談会 15:30-16:00
    全体での質疑応答終了後に参加者の皆さまからの質問やサポートを弊社テクニカルサポートの担当者が個別に対応いたします
  • 場所:鹿児島大学遺伝子実験施設(1F セミナー室、2F 学生実験室)
  • 定員:各セッション30名とし、人数が定員を越える場合は2Fの学生実験室を使用して午前の
    部と午後の部に分ける予定です
  • 演者:
    DNAシークエンスセッション:ライフテクノロジーズジャパン株式会社 テクニカルサポート 近藤真人
    リアルタイムPCRセッション:ライフテクノロジーズジャパン株式会社 テクニカルサポート 大滝真作
  • 概要:
    【DNAシークエンス】
    クローニングされた遺伝子断片やPCR産物などのDNA断片を精製後サンガー法の酵素反応により4色の蛍光でラベルされた反応生成物が得られる。この反応生成物をDNAシークエンサーおよびシーケンス解析ソフトウェアで解析することによりDNAの塩基配列を決定する。
    以上の流れがDNAシークエンス解析の大まかな流れですが、質の良いデーターを取得する為に、ステップごとにおいて、注意する点がいくつかあります。
    特に重要なシークエンスサンプル調整方法として大きく2つに分類されるサブクローニング及びダイレクトシークエンスについて経験に基づいたノウハウをご説明いたします。
    【リアルタイムPCR】
    遺伝子発現解析に欠かす事のできないリアルタイムPCR手技を中心としたテクニカルセミナーと操作説明を実施いたします。実験に必要な逆転写や発現解析方法、内在性コントロールの選択など具体的な内容も併せてご紹介をさせていただきます。主にこれからリアルタイムPCRを始める方や原理やポイントを理解したい方に適した内容になっています。

    適宜、休憩と質疑応答を含めてセミナーを開催させていただきますので、研究目的に応じてセミナーにご参加ください。

**注意**
今回のセミナー受講希望者は管理室まで、①1または2、②午前または午後、③受講希望者名及び人数を記入してお送り下さい(セミナー受講希望者には後日リストをお送りしますのご確認下さい)

インキュベータ機器類の所在についてのお知らせ

408号室(旧 動物飼育室)のインキュベータ室への転用に伴い、これまで各実験室に設置しておりましたインキューベータ機器類を下記の通り移動しております。

  • 3F 共同利用実験室(301号室) 恒温器(IC600)
  • 4F 微生物培養室(402号室)  恒温器(IC600)
  • 4F 低温室(407号室)     振とう培養器(IM400W)

 なお408号室(インキュベータ室)にて機器を稼働される際は機器が熱を発生するためエアコンを運転させて下さい。機器稼働終了時には忘れずにエアコンを停止させて下さい。

 また、3Fの共同利用実験室(301号室)に設置しておりました恒温振とう培養器(BR-15)は402号室(微生物培養室)に移動しましています。