PCR増幅装置(GeneAmp PCR 9700)のプロトコールに関して

  • 遺伝子実験施設3階の共同利用実験室(301号室)に設置しておりますPCR増幅装置(GeneAmp PCR9700)のプロトコールが一杯で、新たに記録することができない状態になっております。そこで5月16日を期限として、現在あるプロトコールを全て消去します。必要なものは書き写して保存して下さい。
  • なお、今後定期的にプロトコールを消去しますのでご了承下さい。

技術講習会 DNA/RNA分析用マイクロチップ電気泳動装置

島津製作所製「DNA/RNA分析用マイクロチップ電気泳動装置MCE-202 MultiNA」を用いた デモンストレーションを開催いたします。
この装置は、マイクロチップ技術と自動分析技術を融合した、アガロースゲル電気泳動に替わる次世 代のマイクロチップ電気泳動装置です。奮ってご参加いただきますよ う、宜しくお願い致します。

  • 日時:2008年5月13日(火) 14:00から
  • 場所:遺伝子実験施設 1F セミナー室
  • デモンストレーションの内容
  • ・パワーポイントを用いての装置の概要説明および質疑応答
    ・実機を用いたデモンストレーション
    ※ 当日測定を希望されるサンプルがある は下記連絡先まで事前にご連絡ください。ただし当日の時間の都合上、お断りさせていただく場合もございます。予めご了承ください。

  • 装置の特長
  • ・高速全自動分析
    サンプルや分離バッファをセットするだけであとは最大120分析まで無人で自動分析ができます。
    最大4マイクロチップをセットすることができ、分析前処理と分析の泳動の並列処理により1分析あたり最短75秒の処理速度を実現しました。

    ・低分析コスト
    繰り返し利用可能な高機能マイクロチップにより、アガロース電気泳動法より安価な分析コストを実現しました。
    (1サンプルあたり約25円【DNA分析】、約35円【RNA分析】)

    ・高感度検出
    LED励起の蛍光検出器を搭載することにより、エチジウムブロマイド染色に比べて約10倍以上の感度を達成しました。

    ・分離能と再現性
    サンプルに応じた最適な分離バッファを選ぶことができます。内部マーカを一緒に泳動することにより、高い分析性能と再現性を実現しました。

    ・使い易さ
    装置の制御およびデータ処理は専用のソフトウェアで行います。分析スケジュールを作成したら、後は試薬とサンプルをセットしてスタートボタンをクリックするだけです。分析スケジュール作成やデータ処理を簡便に行う機能も充実しています。

技術講習会 HPLC用検出器:荷電化粒子検出器

『HPLC用検出器:荷電化粒子検出器』の技術講習会を開催します。
UV吸収がなくRI検出器での測定しかない糖、脂質、ペプチド等の検出ができます。

  • 演題:HPLC用検出器:荷電化粒子検出器コロナCADセミナー
  • 日時:平成20年4月24日(木) 10:00~
  • 場所:遺伝子実験施設 セミナー室
  • 講師:兼台靖弘(エム・シー・メディカル株式会社 アプリケーション・
    サポートグループ)
  • 内容
  •  近年米国で開発されたHPLCにおける、最も新しい荷電化粒子検出器コロナCADの検出原理と有用性について講演いたします。現在HPLC検出器の主流はUV検出器であり、多くのアプリケーションはUV検出器に依存しています。
    しかし、UV検出器は万能ではなく、その補助の検出器としてRI(示差屈折計)、ELSD(蒸発光散乱光検出器)などが用いられてきました。しかし、いずれも安定性や再現性、ダイナミックレンジの不足、検出感度の不足などといった問題点があった。HPLC-MSにおいてもすべての化合物を測定可能ではなく、複数の検出器を組み合わせて使用するべきであると考えられます。
    コロナCADはカラムから溶出される不揮発性、及び半不揮発性化合物を、数ng程度の検出感度と、化学的な性質や立体構造に影響されない均一な応答性を持ち、4桁以上のダイナミックレンジをも兼ね備えています。UV吸収のない糖類、脂質、界面活性剤などの分析例を紹介しながら、HPLC-MSとの組み合わせ例、さらに高性能であるにも関わらず、操作性やメンテナンスの簡便さを含めたコロナCADの実用性を紹介いたします。