DNAシーケンスを申し込まれる際、BigDye XTerminator 精製キットによって精製されている場合は以下の点に注意するようお願いします。 BigDye XTerminator精製キットは、従来のHi-Di Formamideに比べて揮発しやすいという特性があります。シーケンサーにセットし、泳動している間にキャピラリが届かなくなるという問題も起こっています。 遠心分離処理後の上清は必ず20µl以上の量で持ち込むようにして下さい。場合によっては等量のHi-Di Formamideを加える(BigDyeX 10µl + Hi-Di Formamide 10µl)でも構いませんが、シグナルは弱くなります。 *提出する上清の量を40µlから20µlに変更 [2015年1月] 多検体のため遠心分離を行わないで持ち込む場合は、140μl以上は必要となります。 施設では定期的にスタンダードサンプルを泳動し、機械の調子を確認しています。データについて問い合わせがある場合、Rawデータをみると蛍光強度が低すぎる or 高すぎるということがほとんどです。データについて疑問がある時は、一度 Rawデータを確認してみて下さい 。Rawデータの確認は Sequence Scanner Software ver1.0 (Freeware, Windows Only)を用いて可能です。